活動レポート(またたび)
またたびコース始動!
探究堂が現場に出向き授業を行なう「またたび」コースがいよいよ始動しました!
記念すべき初回の訪問先は京都の北大路にある上総幼児園さん。
年長クラスの子ども達21名とともにフィールドワークプログラムに取り組みました。
今回の授業を実施するにあたり、こちらからご提案させて頂いたプログラム全体のコンセプトは「まちで遊び、まちで学ぶ」です。
特別な場所で特別な体験をしなくても、実は身近なところに発見や疑問の種がたくさん転がっていることに気付いてもらいたい。
そして何よりも、フィールドワークを通じて北大路のことを知り、自分たちのまちにもっと愛着を持ってもらいたい。
このコンセプトにはそんな思いが込められています。
今日の授業で外出するということだけは担任の先生から事前に聞かされていた園児達。
一体どこに連れて行ってもらえるのかと授業前からそわそわそわそわ。
そんな中、今からクラス全員で「大谷大学探検隊」を結成すること、そして我々に課されたミッションが「大谷大学でたくさんの発見や疑問を見つけよう」であることを伝えると、教室のボルテージが一気に上がります。
ちなみに「大学」について知っていることや思いつくことを彼らに聞いてみると、
・勉強するところ
・実験するところ
・黒板で先生が授業している(保育園にあるホワイトボードとは違うもの)
・運動場で体育をする
・誰かが大学の掃除をしているのを見たことがある
などなど、いろんな意見が出てきました。
中には「テストで100点取ったら、いっぱいお金もらえそう!」なんて意見も。
保育園の通学時に大谷大学の前を通る子も何人かいましたが、誰もキャンパス内には入ったことはないとのこと。
「えいえいおー!」整列すると誰からともなく鬨の声が上がります。
今回の探検でどんなものを見つけられるのか、期待を胸にいざ出発です!
探検する際の注意事項を再度確認しよう。
あの扉の先には何があるんだろう。。
なんか鳥みたい。ここが頭で、ここが羽なんじゃない?
このはしごはどこにつながっているのかなあ。登ってみたい。
うわあ、建物が新しくて、めっちゃ綺麗!
エレベータが上がる時に、あの丸い部分がクルクル回転してるぞ。
ここでコンサートできるで!
約30分間の探検を終え、教室へ戻り、発見したことや疑問に思ったことをみんなで共有することに。
見つけた場所がわかりやすいように、地図に丸シールを貼ってマッピングしていきます。
発見や疑問が模造紙を埋め尽くしましたが、小さな探検者たちはまだまだ言い足りなさそうです。
そして、いよいよ今回の授業を締めくくる発表の時間がやってきました。
授業時間の都合もあり、発表できるのは限定3人です。
(恥ずかしがって、立候補する子は少ないかもな。)
そんな私の心配は杞憂に終わり、定員を大幅に上回る立候補者がいたので、公平にじゃんけんで決めることにしました。
最後まで勝ち残った強運の子ども達。
どんな発見をしたのか、なぜその発見を伝えたいと思ったのか、自分の言葉で語ってくれました。
子どもたちの目線はとても新鮮で、発表を聞いていた私も感心させられます。
人前に立って発表することはとても勇気がいることです。そして緊張するものです。
残念ながらじゃんけんに負けてしまった他の立候補者たちも含めて、彼らの勇気を讃えて、みんなで大きな拍手をして授業を終えました。
他の子の顔色を伺って意見が言えなかった子が次第に挙手するようになったり、最初は授業にあまり興味を示していなかった子の姿勢がだんだん前のめりになってきたり。
探究堂としては初の出張授業でしたが、90分という短い時間の中でも、そういった子ども達の変化が見てとれて非常に手応えを感じる時間でした。
そして何よりも、楽しみながら、学びに取り組んでくれている様子を見られて、私も嬉しい気持ちになりました。
子ども達も私との再会を心待ちにしてくれているようなので、ぜひ第二回を開催したいと思います。
上総幼児園のみんな、お疲れ様でした!
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「探究型の学びってどんなものだろう?」
「子どもたちが学ぶ様子はどんな感じなの?」
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