探究堂は京都市上京区に拠点を構える探究塾です。まち全体を学びのフィールドとして活用し、探究する学びを通して子どもたちの知的好奇心を育みます。『オモシロガリヤが育つ学び場』を合言葉に、幼児から小学生までを対象に活動しています。2016年4月開校。
オモシロガリヤが育つ学び場
一度の失敗で簡単に諦めてしまう子、失敗した時に何がまずかったのか考える子
周りの評価ばかりを気にしがちな子、自分の思いや考えを素直に表すことができる子
難しい課題に挑戦したがらない子、課題が難しいほどやる気をみなぎらせる子
あなたのお子さんはどちらのタイプですか?
そして、この違いはどこからくると思いますか?
これまでの社会では、与えられた問題を早く正確に解くことが重視され、それをうまくこなせる人が優秀と見なされてきました。ところが、21世紀に入り状況は一変し、変化が激しく先行きが不透明な時代においては、自分の頭で考え、判断し、行動する力がより一層求められるようになってきています。つまり、何を知っているか、何ができるかということよりも、知っていること・できることをどう使うかの方が重要性を増しているのです。
これらの力を伸ばすためにはどうすればよいか。
その鍵を握るのは「知的好奇心」であると私は考えています。
従来のやり方に固執することなく、柔軟な発想で新しい方法を試してみる。
異なる考えや価値観を受け止め、議論や対話を通じて解決策を模索する。
未知の問題にぶつかったときに、それを好機と捉え、臆することなく挑戦する。
知的好奇心を発揮し、主体的に学び続ける姿勢が備わっていれば、子どもたちは自らの人生をたくましくしなやかに切り拓いていくことでしょう。そして、それがひいてはより良い未来をつくることにつながると信じています。
探究堂は京都のまちをフィールドに、新しい時代を担う「オモシロガリヤ」を育てる教育を実践していきたいと思います。
学びの特徴
①正解のない問いに挑む
Inquiry-based learning
探究堂と学校の大きな違いの一つは、「教科」ではなく「テーマ」で学ぶというところです。子どもたちにとって意義深く、やりがいがあるミッションに取り組む中で、自分たちなりの新しい解をつくりだすことに挑戦します。
②現地・現物・現人から学ぶ
Learning through real experience
探究堂の学びにおいては、実際に現地に出向き、現物に触れ、現場の人の話を聞く機会を大切にしています。それは本物に触れることが子どもたちのイメージを広げ、もっと学びたいという気持ちに火をつけると考えているからです。
③仲間と試行錯誤を重ねる
Tinkering with others
探究堂ではクラスの仲間とともに同じミッションに取り組みます。それぞれの意見やアイデアを持ち寄り、議論や試行を繰り返す中で、発想が連鎖し、自分一人では思いつかないようなユニークで面白い発想が生み出されることを体感します。
探究堂で育みたいもの

スタッフ紹介

- 山田 洋文
- 代表/ジェネレーター
1975年生まれ。京都府京田辺市出身。
洛星高校、神戸大学経済学部卒。
大学卒業後、独立系システムインテグレーターに入社し、製造業向け基幹系システムの開発・保守運用業務に携わる。
本業の傍ら、教育系NPOにプロボノとして関わる中で、「子どもの探究心を育む新たな教育の仕組みを創りたい」と考えるに至り、ITから教育分野に転身することを決意。
2011年より「探究する学び」を実践する東京コミュニティスクールにて教員を務め、2015年4月に独立し、現在に至る。
◎好きなもの:くるり、神社、ラジオ