活動レポート(またたび)
さまざまなかたち
探究堂が現場に出向き、出張授業を行なう「またたび」クラス。
先週の訪問先は、いつもお世話になっている大原野幼稚園さんです。
今回取り組んだのは「さまざまなかたち」というワークショップ。
その場で切った紙片の形から思いつくものを描いてみるというシンプルな内容です。
ちなみに、このワークショップはイタリアの作家である故ブルーノ・ムナーリによって開発されました。
プロダクト・デザイナー、グラフィック・デザイナー、絵本作家、映像作家、彫刻家、詩人。
様々な肩書きを持つムナーリですが、ピカソをして彼のことを「20世紀のダ・ヴィンチ」と評したエピソードを知れば、その凄さが伝わるのではないでしょうか。
(下に挙げた書籍の中で「さまざまなかたち」について紹介されていますので、ご興味ある方はぜひ手にとって見てみてください。)
さて、授業の様子に戻りたいと思います。
まずはじめに「今から授業の準備を始めます」とだけ伝えて、子どもたちの目の前で模造紙を手でちぎり、様々な形の紙片を床に並べていきます。
(今から何が始まるんやろ?)
彼らの表情からは、困惑と期待感が入り混じった感情が伺えます。
事前に用意したサンプルを見せて、今回のワークショップについて説明すると、子どもたちは状況を理解し、一目散にお気に入りの紙片を選び始めました。
何を描いてよいかわからず苦戦する子がいるかもと少し心配していたのですが、それはまったくの杞憂でした。
子どもたちは見立てる力を存分に発揮し、イメージを大きく広げて、次々に作品を作り上げていきます。
その勢いは作品を貼り付ける台紙が足りずに、急遽画用紙を追加したほど。
作品もバラエティに富んでいて、自分の頭の固さを痛感させられました(笑)
普段はお絵かきに苦手意識を抱いている子が作業に熱中している様子を見て、園の先生方も驚かれていました。
終了後ももっとやりたいと言う声が多く、一週間経った今もクラスメイトが描いたものを見ながら話をする姿が見られるそうです。
これだけ楽しんでくれたなら、こちらもやった甲斐があったというもの。
次回の授業も楽しみです!
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