おすすめ/まとめ
【子育てママ必見】家庭教育に役立つおすすめ本厳選5冊(+1冊)
今回は毎日子育てに頑張っているママさんにおすすめの本をご紹介したいと思います。
(1)ユダヤ式「天才」教育のレシピ(アンドリュー・J・サター、ユキコ・サター)
たくさんのノーベル賞受賞者や発明家、世界的な音楽家や大学教授を輩出してきたユダヤ人。
長い迫害の歴史を生き抜いてきた彼らは、財産よりも名誉よりも、持ち運びできる頭脳を重視します。
そして、親が子どもに与えられるのは教育だけ、と独自の家庭教育方法が受け継がれてきました。
こう書くと、何か特別な工夫があるのかと少し身構えてしまうかもしれませんが、本に紹介されている7つのレシピはいずれもシンプルかつ実践的なものばかり。
レシピのポイントは、より大きな才能の花を咲かせるために、子どもの想像力を伸ばし、独立した思考をするよう励ますことであり、その土台になっているのは子どもに対する「信頼」に他なりません。
最初この本を手にした時、そのタイトルからして所謂エリート教育の話なのかなと予想したのですが、その想像は良い意味で大きく裏切られました。
ユダヤ人が大切にしているのは、本来誰にでも備わっているはずの「天」賦の「才」能を引き出し、伸ばしていくことなんだなあと。
文章も読みやすく、おすすめです。
(2)お母さんの「敏感期」(相良 敦子)
モンテッソーリ教育の第一人者が子育てのポイントを「親育て」というユニークな視点から解説した一冊。
幼児期の子どもには、一生に一回きりの特別に敏感な感受性を発揮する「敏感期」が存在します。
この「敏感期」になると、子どもは、環境から必要なものを吸収し、自分を創っていくのですが、その特別な感受性は大人の目にはしばしば理解できない奇妙な行動として映るという訳です。
著者は、大人がこの「敏感期」のことを理解し、一見すると不思議に見える子どもの行動に彼らの関心と生命力をそこに見出し、見守ることが大切だと述べています。
本の中で特に印象に残った箇所がありました。
それは、英才教育や早期教育を喧伝する塾やおけいこに連れて行かれる子の多くが、幼稚園ではやる気がなくぼーっとしていたり、指示されないとできない、自分で考えることができない、自分のリズムで動けないといった共通の弱点が見られるというエピソードです。
本を通して「敏感期」のことを知ると、なぜ子どもの行動にそのような傾向が表れるか理解できると思います。
まずは子どもをじっくり観察し、自然の摂理に沿って、その時期の生命の課題に子どもが自らしっかり向き合うのを手伝う方法を探さなければならないという著者の主張は大変納得のいくものです。
家庭でできる手作り教材の章も参考になるはずですよ。
(3)子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!(林 成之)
まずタイトルにギョッとさせられる一冊ですね。(笑)
ただ内容はいたってまともで、脳の発達に合わせた教育の大切さを脳科学の知見から解説してくれています。
やや専門的な知識が書かれた箇所もありますが、かなり噛み砕いて書いてくれているのでわかりやすいと思います。
ちなみに、この本の中でも紹介されていますが、人間は「面白い」「好きだ」「感動した」といったプラスの感情を持つほど脳の活動が活性化することが明らかになっています。
我田引水のようで恐縮ですが、我々が探究する学びを通じて、子どもたちの「学ぶことを面白がる心」を育むことを目指しているのも、単なる経験則ではなく、脳科学の知見に基づいたものなのです。
個人的には、この本で書かれているレベルの脳科学の知識を持っておくことは、やたら不安を煽るような早期教育や英才教育の情報に振り回されないための自衛策としても有効だと思います。
(4)いい親よりも大切なこと(小竹 めぐみ、小笠原 舞)
園に属さず、至る所で自由に遊びの場を創り出す保育士起業家の二人による初著作。
子育てにおける「◯◯しなければならない」という思い込みから解き放たれ、親も子どももハッピーになろうという彼女たちのメッセージは多くの共感を呼んでいます。
この本では、各種メディアでも話題の「おやこ保育園」のノウハウが具体的に紹介されており、きっと子育てに悩むママさんの助けになると思います。
個人的には最終章の「凸凹論」のところを興味深く読ませてもらいました。
自分の個性を受け入れ、自分らしく生きることの意味と意義を実感することは、「子育て」という枠を超えた重要な視点であると感じました。
(5)新男の子を伸ばす母親は、ここが違う!(松永 暢史)
ロング&大ベストセラーとなった前作『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』の新装改訂版。
著者の松永先生は、東京コミュニティスクール教員時代に何度かお会いしたことがありますが、すごくパワフルで子どもを惹きつける魅力がある人という印象を受けました。
教育本のベストセラー作家の肩書きだけでなく、ご自身でも一風変わった塾(V-net教育相談事務所)を長年経営されており、業界内ではかなり名の通った方です。
ただ、そんなバックグラウンドは一切抜きにしても、自信を持っておすすめできる一冊です。
著者は、男の子の「際限なくチョロチョロする能力」「余計なことをする力」「とんでもないことを思いつく力」のことを『オチンチン力』というユーモラスな言葉で表現されています。
そして、日本における教育改革の大きな動きのなかで、男の子が『オチンチン力』を育むことの重要性を、実例を交えて丁寧に説明していきます。
特に遊びの中でいろんな経験をしていくことの大切さを語っている箇所は私も大変共感しました。
ちなみに松永先生の本ではこちらもおすすめです。
子どもに読書習慣をつけるための環境づくりから読み聞かせの技術までわかりやすく解説してあります。
年齢別おすすめ本のチョイスも秀逸ですよ。
◎まとめ
どれか気になる本はございましたか?
いずれの本も単なる方法論ではなく、子どもとの向き合い方を改めて考えさせてくれる内容だと思います。
新書や文庫本が多く、気軽に手にとって読めるものばかりですので、家庭教育の参考としてご活用いただければ幸いです。
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