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川原の石の自然探究をおこなう上で役立つ情報まとめ(京都市内版)

身近にあって見慣れたものでありながら、普段はあまり意識することがない石。

 

探究堂では秋から「川原の石の探究」プロジェクトを実施し、子ども達とともに石博士になることを目指します。
そこで今回、私が持つノウハウをお役立つ情報としてまとめてみました。
川原の石の自然探究をおこなう際の参考にしてみてください。

 

 

◎京都市内からアクセスの良いおすすめ観察場所

 

①松尾橋付近【桂川】

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最寄り駅:阪急電鉄嵐山線 松尾大社駅

 

駅からほど近くに広めの川原があり、観察や実験に適しているのがポイントです。
この付近の石を桂川の石の自然探究をする際の基準にすればよいと思います。
2013年の台風18号の豪雨水害を受け、桂川は洪水対策の工事が行われた直後ということもあり、現在は川原に石が少なめなのが残念です。(2016年8月時点)

 

 

②保津峡【桂川(保津川)】

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最寄り駅:JR山陰本線 保津峡駅、嵯峨野観光鉄道 トロッコ保津峡駅

 

渓谷は巨石、巨岩に富んだ急流と瀞が続き、層状チャートの露頭(※)も見応えがあります。
ただし、この辺りで川に降りるのは危険なので絶対にやめましょう。

 

※露頭:岩石や地層が土壌や植生などにおおわれないで,直接地表に現れているところ。

 

 

③清滝川の落合橋付近【桂川(保津川)】

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最寄り駅:JR山陰本線 保津峡駅、嵯峨野観光鉄道 トロッコ保津峡駅

 

保津川と清滝川との合流付近は落合と呼ばれており、JR保津峡駅からのんびり歩いて30分ほどで到着します。
落合橋から清滝に向かって清滝川沿いに東海自然歩道が通っていますが、スタート地点の近くに手頃な広さの川原があり、そこが観察&実験スポットとしておすすめです。
この場所を拠点に少し上流に足を伸ばすと、巨石や巨岩が川に横たわる様子を観られますよ。
ちなみに自然歩道の途中に滑りやすい箇所があるので、安全のため滑りにくい靴を履いていきましょう。

 

 

④亀岡【桂川】

 

最寄り駅:JR山陰本線 亀岡駅

 

亀岡駅から徒歩20分ほどで川原に到着します。
「①松尾橋付近」の石との違いが気になりますね。

 

 

⑤鴨川デルタ【鴨川(賀茂川、高野川)】

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最寄り駅:京阪電車・叡山電鉄 出町柳駅

 

比叡山の西側を大原八瀬方面から流れてくる高野川と,雲ヶ畑方面から上賀茂をとおって流れてくる賀茂川の合流点となるご存知のスポット。
2つ川の石の違いを比較してみることで、上流の地質の違いが浮かび上がってくることでしょう。

 

<注意事項>
個人的には、京都市内で川原の石の自然探究をおこなう場所としては、鴨川より桂川をおすすめします。
それは桂川の方が自然の状態により近く、鴨川は人為的影響を大きく受けているためです。(例えば、外から持ち込まれたり、捨てられた石が混ざっている)
もし鴨川で観察や実験をおこなう場合は、そのことを念頭に置き、作業を進める必要があります。

 

 

◎専門情報や標本整理・採集道具を入手することができるところ

 

◯益富地学会館(石ふしぎ博物館)

益富地学会館

 

最寄り駅:地下鉄烏丸線 丸太町駅

 

京都御苑のすぐそばにある石の博物館です。
外観が地味なので、見逃してしまいそうになりますが、実は鉱物、化石、岩石研究のメッカとして国内外に有名な施設。
展示室は鉱物・化石・岩石の標本でいっぱいで、標本整理・採集道具も販売されています。
「石に名前をつける会」「かわらの石観察会」など興味深い企画を主催されているので、ホームページのイベント情報をこまめにチェックしてみてください。

 

公式ホームページのURL   http://www.masutomi.or.jp/

 

 

◎石探究を深める参考図書

 

①石ころ博士入門(全農教・観察と発見シリーズ)

写真やイラストを利用した説明が大変わかりやすく、子どもから大人まで楽しめる内容に仕上がっています。
石探究の入門編としては最高の出来で、まさに必携の一冊と言えるでしょう。

 

 

②川原の石の観察と実験(やさしい科学)

川原の石の調査・実験方法が丁寧に解説されています。
この本ではおもに、多摩川に見られる石灰岩と閃緑岩に注目して書かれていますが、調査対象の川で見られる代表的な石を実験する際にも役立つ内容です。

 

 

③石ころ地球のかけら(たくさんのふしぎ傑作集)

石ころの旅を辿りながら、岩石や地面の動きについて学ぶことができる絵本です。
重要な点がコンパクトにまとめられており、石の生成メカニズムにおけるイメージの理解を助けてくれます。

 

 

④新京都五億年の旅

地球の長い歴史のすえに、京都盆地や山々や川ができあがったことを実感できる一冊。
残念ながら既に絶版になっていますので、図書館で探してみてください。

 

 

⑤桂川のかわらの石

益富地学会館で販売されている小冊子で、価格は300円です。
通常版と低学年向けにわかりやすく書かれた2バージョンが販売されています。

 

 

 

今回の記事はいかがでしたか?

川原の石は以前にこちらの記事で取り上げた「スモール・サイエンス」の題材としてもぴったりで、間違いなく子どもの知的好奇心と探究心を掻き立ててくれることでしょう。
ぜひ、お子さんと一緒にフィールドワークに出かけてみませんか。

 

 

 

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「探究型の学びってどんなものだろう?」
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