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活動レポート(まいぷろ)

最初のマイプロジェクトを終えて

 

『なぜ魚は昼間に釣れないのか?』というテーマに取り組んできた小学3年生の男の子。
昼は水温が上昇してお腹があまり空かないのではないかという仮説を最初に立て、順調なスタートを切ったと思いきや、途中いろいろ紆余曲折がありました。

 

* * *

 

まずは家で飼っているどじょうでお試し実験を行い、それと並行して週末釣りに出かけて実験用の小魚をゲットするというプランで進めることになりました。
とは言え、水槽で飼えるサイズの魚が都合良く釣れるはずもなく、何度も作戦を練り直す羽目に。

 

昼間にもぐもぐ餌を食べる小魚を見て、なぜ実験結果が想定通りにならないのか頭を悩ませる場面もありました。
この時は室内にある水槽の水温が一定に保たれていることに後で気づき、それまでの実験のやり方では当初の仮説を全然確かめられていなかったというポカミスが発覚することに…

 

その後、室内にある水槽と海の状況を近づけるべく、水槽にライトを当てて水温を上昇させるというユニークなアイデアも思いつきました。
ただ、肝心の餌やり実験を忘れて、ノートに水温の変化だけを記録してすっかり満足していた回があったのも今となってはご愛嬌です。

 

* * *

 

子どもたちの自由研究に対して、どうしても周囲の大人は仮説の甘さや調査方法・分析の粗さに目が行きがちです。
しかし、研究者としての一歩を踏み出した彼らにとって、何より重要なのは自分の力で探究サイクルを回すことができたという実感を持つことだと私は考えています。

 

現にこの男の子は変てこなアイデアやポカミスもひっくるめて、自身の学びのプロセスを面白がりながら振り返っていました。
小さなプロジェクトとは言え、自分なりにやりきったという経験は新たな探究に取り組む上での自信につながっていくことでしょう。

 

まいぷろクラスの唯一の約束事である「自分自身でプロジェクトの終了を宣言する」を終えた今、次にどんなテーマを選ぶのか非常に楽しみです。

 

 

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「探究型の学びってどんなものだろう?」
「子どもたちが学ぶ様子はどんな感じなの?」
「探究型の学びを通じて、子どもたちにどんな力が育まれるんだろう?」

 

このブログの読者の中で、上記のような感想を抱かれる人がいらっしゃるかもしれません。

 

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